日本語教師奮闘記

日本語教師です。普段はツイッターでしょーもないことばっかり呟いてます。

小ネタ共有&備忘録①

こんにちは。友です。

 

たまには何か役に立つことを、と思い授業中の小ネタを書いてみます。

 

今日はボールネタです。ボールを使ったゲームです。

野球ボールサイズのゴムボール、危なくないし持ちやすいし100均で買えるし、ひとつ持っていると便利です。

 

それではネタひとつめ。

 

「自己紹介」

レベル:入門

対象年齢:全年齢

人数:5人〜20人

準備物:ボール、タイマー(携帯ので十分)

事前準備:「私は〇〇です。」「お名前は?」の導入

 

〔やり方〕

参加者全員で輪になって立ちます。ボールを持っている人からスタートです。

①「私は〇〇です。」と自己紹介します。

②次に、誰でもいいのでボールを投げて渡します。ただし、投げる前に必ず渡す相手の名前をさん付けで呼びます。

③名前を呼ばれた人は「はい」と返事をして、ボールを受け取ります。ボールをもらったら「私は〇〇です。」と自己紹介して、別の人の名前を呼んでボールを渡します。

☆①〜③を繰り返すが、相手の名前がわからないときは「お名前は?」と聞いて、確認する。レベルによっては「あの、すみません」なども言えるとベター。

④あらかじめ1〜2分程度でタイマーをセットしておき、タイマーが鳴った時にボールを持っている人が負け。

☆教師は審判役だが、教師は「さん」ではなく「先生」と呼ばれる役で入ってもよい。初回授業だと教師も学生の名前を覚えられて便利。

 

〔効果〕

・日本語を話す抵抗がなくなります。まだまだ慣れない外国語、恥ずかしがる人もいますが、簡単なフレーズだけで行うゲームなので比較的抵抗なく声が出ます。

・何度も「私は〇〇です」と「△△さん」を繰り返すため、「自分には『さん』はだめだ」と体で覚えます。

・クラスメートの名前を覚えます。また、何度もいろいろな人の名前を呼ぶため、話しかける抵抗がなくなります。特に名前を覚えるのが効果が大きいです。名前を知っているかいないかで、関係がかなり変わります。

 

これは初めて入る入門レベルのクラスでは必ずやります。初級でも自分に「さん」をつけてしまう人はまだまだ多いし、単純にクラスメートの名前を覚えて話しかけやすくするというだけでも意味ありです。アイスブレークがわりに。

 

では次のゲーム。

これは今思いついたものなので、やったことありません。もしかしたらうまくいかないかもしれませんが、俺の妄想の中ではなかなか楽しくできています。

 

「計算ゲーム」

レベル:入門〜初級

対象年齢:小学生高学年〜

人数:3人〜20人

準備物:ボール、タイマー(携帯ので十分)

事前準備:数字、「〇〇足す/引く△△は?」の導入

 

基本ルールはひとつめの自己紹介と同じです。ボールをもらったらお題を話して次の人にボールを渡します。タイマーが鳴った時にボールを持っていたら負けです。

①1〜9の数字で足し算の問題を作って、誰かにボールを渡します。

例)1足す5は?

②ボールをもらった人は問題の答えを言います。次に、その答えに1〜9の数字を足す問題を作ります。

例)6足す9は?

③①と②を繰り返し、ある程度大きい数字になったら審判役が「引き算!」と言います。

④①と②を今度は引き算で行います。

☆算数が得意で暗算ができるクラスなら1〜9に限らず大きい数字で行ってもよい。俺は無理。

 

〔効果〕

・数字を覚えます。足す数字を「10〜90」など、大きなものに変えれば100や1000単位の練習もできます。

 

ボランティア教室に来ている小中学生用に何かゲームできないかと思ってたら、ふと浮かびました。大人でもできます。親子で子供vs大人とかチーム戦やると盛り上がりそうです。たぶん。

小中学生のうちは簡単な四則計算が早くできるかできないかというのが非常に重要な問題になります。

計算ドリルもいいけど、音で聞いた数字の計算も練習しておきたいので。

また、大きい数字に変えれば大人の買い物練習にも使えます。

 

とりあえず2つです。ボールは重宝してます。

また時間あったらなんか書きます。