podcast
みなさんこんにちは、友です。
タイトル通りですが、podcast作りました。
https://anchor.fm/LetsTalkinJapanese
podcastのオープニングでも毎回言ってますが、常々思ってたんです。ちょうどいいレベルの教材がないなと。
耳を鍛えるには、なんといってもまずは圧倒的なインプット量が必要なわけですよ。
確かに聞こうと思えばそりゃラジオもテレビもいくらでもありますが、でも量をこなす前に疲れ切っちゃうレベルや内容が多くないですか!?
英語や中国語では学習者の立場の俺に言わせれば、ニュースなんか大量にインプットする気にならないよと。
かといって初級リスニング教材を聞こうと思えば道案内とか仕事の指示とか…。どんだけ道案内インプットさせる気やねん。
でも俺のレベルじゃドラマは何いってるかサッパリだから、サッパリなものをインプットしたところでそりゃ雑音と変わらない。
つまり、俺が大量にインプットしたいのは、もっといろんな話題、特に身近なものとか堅苦しくないもので、かつ初級者にもなんとか理解できるレベル、そんなのなんですよ。
しかし、最近やさしい日本語の重要性が広まってきてるとはいえ、まだまだ使いこなせる人もなかなかいませんね。podcastも初級者や中級者が聞くには難しいものが多い。
じゃーどうするかって、作るしかないでしょう
。
そんなわけで作りました。初級、中級、上級、それぞれの好きなレベルを選べて、かつできるだけ簡単な語彙、表現だけどできるだけ普通の会話っぽい話し方。
もちろんラジオのプロではないから聞き苦しいこともあるだろうし、面白おかしく話せるわけでもないけど、だからこそリアルな教材…かなと思います。
今週は最初だから方向性を決めるためにもできるだけたくさん収録して、慣れてきたら週1か隔週ぐらいで更新する予定です。
みなさんの周りにも日本語学習者がいたら、是非どうぞ!
子供の日本語教育
日本語教育推進法、通りましたね。
庵先生たちの『日本語教育はどこへ向かうのか』を読んでて、興奮しました。まさに自分は日本語教育の世界が変わる瞬間に立ち会っているんだと。なんかいいタイミングで日本語教育界に入って来れたなって思います。運がいい。
さて、そんなわけでこれから日本語教育の重要性が日本中に広がっていくことを期待するわけですが、ちょっと残念な現状を見ました。
https://twitter.com/nhk_news/status/1141911289461182470?s=21
「救済は日本じゃなくて母国がやれ」
「日本語がわからないなら帰ればいい」
「3年もいてわからないのは覚える気がないだけ」
こんな意見です。
なんとまぁ…いろいろな意味で残念です。
あまりにも視野の狭すぎる意見。
何を持って視野が狭いというのか。
とりあえず、日本語教育って誰のためだと思ってんのって話です。
もちろん子供のためでもありますさ。
日本語がわからないために将来を奪われるなんてあってはいけない。「だからそれなら帰って母国で勉強しろって言ってるじゃん」って?
じゃとりあえずこれ読んでみようか。
英語がわからない人のために一言で言うと、
「日本は働ける人の割合が世界一少ない」
という記事です。
だからこその4月に作られた特定技能っていう新しいビザなんですけどね。つまり、もう国が「これ以上は無理、外国人に来てもらってがんがん働いてもらわなけりゃ日本はだめだ」と認めてるわけですよ。
話が出て、制度も整わないうちに翌年新年度からいきなりスタートさせるって、どれだけ危ない状況だったかを物語ってますね。
それで、もう一度聞きますが、「帰れ」と?
誰が困るかって、日本人が困るんですよ、外国人がいなくなったら。
つまり、今と同じ生活水準を維持したければ、働ける人が日本にくるのとか
将来日本で働ける人の勉強とかをみんなでサポートをしなければって話なんです。
だから、子供のための日本語教育でもあるけど、日本人含む日本に住んでる全ての人のために必要なことでもあるんです。
日本語教育の必要性についてはもっといろいろな視点から多くの人が語っているので、深く知りたい人はそちらを読んで欲しいところですが(なんとテキトーな)、とにかく今日本語教育というのは日本全体の問題だということを知ってほしいですね。
古いことは良いことか
おはこんにちばんは。友です。
挨拶1回で済ませるなら、順番的に「おはこんばんちは」より「おはこんにちばんは」だと思うんですけど、ネタが古すぎて若い人には通じませんね。
さて、それでは、突然ですが質問です。
もし、あなたが病院に行くとしたら、もしくは、あなたの大切な人を病院に連れて行くとしたら、あなたはAとBのどちらの病院を選びますか?
病院A
「最新の医学の研究なんて、滅多に見ない難病のことばかりでうちの患者には関係ないね。だから、うちは長いこと学会にも所属してないよ。医療器具も全て20年前から使ってる。まだ壊れてないから十分現役だし、最新機器は何千万もするからね。それでも患者さんはうちの治療で満足だって言ってくれるよ。突然入ってきた若いのが「最新理論は」とか「新しい機器にも予算を」なんて言うこともあるけど、うちのやり方を無視したひどい考えだよ。うちの治療方法が間違ってるとでも言いたいのかね。何十年も実践してきた現場のことをもっと信用してほしいよ。最新の研究がなんと言おうが、数十年来のやり方を変える気はないよ。」
病院B
「うちは今まで長いこと医者やってるけど、常に最新の情報を取り入れるようにしてるよ。すると、今までうちでやってきた治療法が悉く覆されてびっくりするね。「これが一番」と信じてやってきたものが、実は逆効果だったなんて研究もあるくらいだからね。そりゃあ自分が自信を持ってやってきたものが否定されたらプライドも傷つくし、今まで診てきた患者さんには罪悪感でいっぱいになるけど、そこは患者さんのため。プライドや古いやり方を捨ててでもより良い方法を探していくのが医者の務めだと思ってるよ。機械だって安いものではないけど、今ではびっくりするぐらい治療が早く快適にできるものが開発されてるからね。なんとか費用を捻出するのに必死さ。」
これ、自分で書いててなんですが、Aを選ぶ人っているんですかね。
それでは、この上記AとBの病院、それぞれ「医者、医学、治療、患者」などの言葉を「日本語教師、日本語教育、指導、学習者」みたいな言葉に置き換えて読んでみてください。
あら不思議、日本語教育の現場でよく見る台詞…。
医療と日本語教育は違う、と思う人もいるかもしれませんが、結構似てる部分がある気がします。
民間療法を信じて医者を信用しない人とかもいますし。「子供のときからこうやって治してきたんだから!」みたいな…。
まぁ、医療は日本語教育ほど理論が蔑ろにされてないような気もしますが。日本語教育は国家資格ではないのと、資格がなくても実践の場に入れちゃうからですかね。
ちなみに、古いやり方を否定するわけではありません。本当に効果的だということがはっきり証明されてるならそれは守るべきだと思います。
問題は効果があるかわからないとか、実は効果がないのに「昔からやってるから」というだけで続けているものです。
さて、医療の例は極端かもしれませんが、日本語教育の現場では最新の理論や研究が軽視されがちな傾向にあるのは事実だと思います。軽視されるというか、そもそも学ぼうとしない人が多いというか。
そしてICTに対する拒絶反応の強さ。確かに金はかかるけど、あるとないとじゃ全然違うんですけどね。
たまに「ICTがない現場もあるんだから、そんなものなくても教えられなきゃダメだ」とか言う人いるけど、それは「指導方法に幅を持ってなきゃいけない」というだけで「ICTを導入してはいけない」ということにはつながりません。
なんでこうなっちゃったんでしょう。
原因の1つはやっぱり国が日本語教育に力を入れていなかったことだと思うんですけどね。教材準備や指導方法の勉強から場所の確保まで全部自分でやっていたボランティアがどれだけいたことか。
外国人をどんどん受け入れていく流れの今でもボランティア日本語教師の割合が6割ってどうなってんのって感じですね。「教える」という仕事で教師の半数以上がボランティアだなんて異常な世界は日本語教育くらいのものでしょう。
「資格なくても日本語教室で教えていいよ」
「外国人増えたらよろしく」
「勉強したかったら東京あたりに自費で来てね」
「とりあえず何でもいいから全部自分でやって」
これじゃ勉強無理だわな…。いろいろな意味で。
でも、やっぱり勉強は大事。自分も日本語教育に関わるものとして地域全体の教育の質は上げたい。
ということで、最近ボランティア教室の先生とうちの学校の先生で勉強会とかを開けないか考え中です。ICTはまだまだ超える壁が多くて厳しいので、もう少しゆっくり…。
国内か海外か、大学かボランティアか、日本語学校か専門学校か…教える場所や人に関わらず、日本語教育というものをもっと強くしていきたいですね。
長くなってきたのでこのへんで。
日記「引っ越し その後」
こんにちは。友です。
先日日記に書いたとおり、引っ越ししました。
いろいろあったけど、不動産屋さんとお話しして
ちゃんと落とし前はつけていただきました。
そんなわけで今月上旬から会社付近のアパートに住み始めたんですが、賃貸物件に入る前に部屋の状態確認は基本です。とりあえず部屋全体の写真とビデオを撮ることにしました。
すると、なんということでしょう。
清掃が終わっているはずなのに、いたるところに埃が!
風呂場は水垢が落ちてないしシンクも落としきれていない洗剤がたっぷり。
明らかに清掃業者が入っていないではないですか!
しかし契約では退去時に原状回復にかかるクリーニング費用を支払うことになっているはず。
いったい俺は何に対してお金を払うのでしょうか。
(電話で)
俺「すみません、清掃は業者さんに委託していると伺ったのですが」
不動産屋「はい、そのはずです!」
俺「委託した業者さんと清掃内容の詳細を確認していただけませんか。」
不動産屋「はい、少々お待ちください!」
…10分後
不動産屋「退去時の清掃代はいらないとのことです。(=清掃業者は入っていませんでした)」
みなさん、部屋を借りる際には契約内容と状態の確認を忘れずにね!
日本語教師と周りに潜む危険
随分と時間が空いてしまいました。
まぁ三日坊主ではないからいっか。
他人に厳しく自分に甘く。
「先生」なんて呼ばれててもしょせんこんなダメ人間、友です。こんばんは。
大仰なタイトルですが、日本語教師をやっているとどんな危険があるのでしょうか。
今日突然Facebookのメッセンジャーにメッセージが来ました。
『このビデオはあなたです?』
メッセージとともにビデオのリンク。
そのリンクには俺のFacebookのプロフィール写真。
もう、明らかに詐欺。
だって、まず日本語変だし。
完全にgoogle翻訳とかだし。
プロフィール写真でつってリンクをクリックさせてやろうっていう気持ちが前面に出てる。
……と、普通なら考えるでしょう。
しかし、日本語教師には、むしろこの適度に下手な感じの日本語が本物の学生っぽく見えてしまうのです。
ええ、クリックしましたさ。
俺の変な画像や動画がネット上にさらされていたら大変だと。
まぁ 結局Google Chromeを使っている人が対象のウイルス的なものだったので問題なかったのですが、改めて自分の周りは外国人だらけなんだなと実感しました。
学生たちには先生のためにもさっさと日本人並みに日本語上達してほしいと思いました。
日記「引っ越し」
こんばんは。友です。
今日から12月ですね。
職場まで車で約1時間のところに住んでいるのですが、雪の降る地方のためそろそろ車通勤がしんどくなってきました。
というわけで、今月から職場付近に引っ越すことにしました。
先月不動産屋での会話。
俺「来月から空く部屋ありますか?」
不動産屋「これどうですか!?12月1日から入れますよ!」
俺「ほう。」
不動産屋「しかも1階角部屋!」
俺「ほほう。」
不動産屋「今なら前の人が置いてった家電一式全部ついてきます!!」
俺「そこにします!」
なんとも魅力的な物件。ということでとりあえずその日は手付金置いて帰ったのですが、次の日電話が。
不動産屋「すみません、家電全部壊れてました…。」
俺「えっ」
確認したところ、壊れたから置いていっただけだったらしい。調べとけよ。
不動産屋「洗濯機以外の家電はなんとか他の部屋から集められそうなんで、それでなんとかねらないでしょうか…」
まぁそれでも1階角部屋、しかもすぐ入居可能な物件は他にないし、承諾しました。
そしてその週末契約書類ができたということで、サインして契約金や手数料など全部払ってきたのですが、その翌日また電話が。
不動産屋「すみません、部屋番号間違えてて角部屋じゃありませんでした…」
俺「えっ」
不動産屋としては致命的なミスでは。
契約終わって金払って実は部屋が違いましたって。
それでも仲介手数料をなしにするからどうにかご容赦をということで、週末引っ越しの予定も立てちゃったし角部屋が絶対の条件ではなかったから契約内容変更を承諾。
そして今日。引っ越し前日。前日の夜。
またもや電話が。
不動産屋「すみません、手違いで清掃が終わりませんでした。引っ越し明後日にできないでしょうか…」
これなんのコント?
日本語教師とまともさ
こんばんは。友です。
常々思うことですが、日本語教師には変わった人が多い気がします。
特に海外組。協力隊のようなプログラムではなく自分で仕事探して働いてる人達はどこをとっても変人個性的な方々ばかりです。
俺は台湾に4年ほど住んでいたんですが、周りにいた人達に日本語教師になった理由を聞いてみると「外国に住むための手段」「台湾人と結婚するため」「日本語教師のネット広告を見て直感で」などなど。
この人これからちゃんと生きていけるんだろうかと心配になったことは一度や二度じゃありません。
自分で言うのもなんですが、俺はよくこんな人たちに混ざって仕事続けてられるなーと思ってしまったりします。
そんな俺と同僚の今日の会話。
俺「日本語教師ってなんで変な人ばっかりなんですかねぇ。」
同僚「私の目の前にその最もたる人物がいるよ。」
どうもこんばんは、変人です。(涙を拭きながら)